神田村と共に(神田村こう使っているF)
(2013年/6/15全国書店新聞より)


村上春樹新刊にも対応

 4月に発売になった村上春樹さんの新刊。テレビでは、山のように高く積んだ大手書店のニュースが流れていましたが、中小書店には入荷がほとんどなく、困ったのではないでしょうか。当店では神田村さんのおかげで助かりました。

 神田村とは、東京・神田にある専門取次20数社の集まりです。当店はその存在を書店新聞で知り、1年前から利用しています。仕入れの大半はこれまで通りに大手取次さんで、補完的な利用です。 

しかし、かなり威力があります。

 

@大手出版社の新刊が入手できる

 中小書店で入手が難しい大手出版社の新刊。神田村さんを利用すると、文藝春秋、幻冬舎、新潮社、角川書店などの新刊注文書がメールやFAXで送られてきます。希望の新刊を発売日に入手できます。客注や補充もきめ細かく対応してくれます。昨年コンスタントに売れ続けた『聞く力』(文藝春秋)、『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)も店頭在庫を切らさずにすみました。


Aアニメ化などの売れ筋コミックにも強い

 あれば売れるのに、注文が難しい売れ筋コミック。神田村さんを利用すると、集英社、小学館などのコミック補充に威力を発揮します。電話で注文すると、もし在庫が無い場合でも「●月●日に入ってきます」と重版入荷日を教えてくれ、予約を受付けてくれます。『黒子のバスケ』(集英社)の売り損じもほとんどありませんでした。

 

Bライトノベルの新刊文庫が入手できる

 今や文庫の売上ランキング上位を占めるライトノベル。ライトノベルに限らず、新刊文庫ほど入手が難しいものはないかもしれません。これもまた、神田村さんを利用すると、角川グループなどの新刊を発売日に入手できます。売れ筋は「補充おすすめ情報」として発信もしてくれます。『ソードアート・オンライン』(アスキー・メディアワークス)もよく売れました。

 

C親切な対応。そして、機動力で最短即日出庫。

 こんなにもメリットをもたらしてくれた神田村さん。使い始めたのは、神田村の弘正堂図書販売・細野社長の以下の記載でした。皆さんも関心があれば、お電話したらいかがでしょうか。

「自分の家の近くの書店に行き小遣いで本を買う習慣が、小さな読者が育つ条件です。中小書店さんを応援します。ぜひ、お問合せください。資料をお送りします。神田村を試しで使っていただけます。

東北某書店
 

弘正堂
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