全国の書店さんを回って思ったことA
(2012/1/15全国書店新聞より)


 地方のある書店さんの店長さんから、神田村の取次はそれぞれ得意な版元に特化しているためか、商品力が桁違いに強く、商売のパートナーとして非常に心強いというお言葉をいただきました。

その書店さんは、ある大手出版社の文庫の入荷数は、非特約店だったので、数冊程度、タイトルによっては1冊も割り当てがありませんでした。神田村と取引を始めて、発売日に売れ筋のその文庫が平積みになったのを初めて見たそうです。

今までお断りしていたお客様からの事前予約もまったく怖くなくなったと言っていました。書店に勤務されている方にとって、「発売日に本が入荷するのか」というのは、精神的なストレスをもたらす問題です。その書店さんは、この版元の文庫に限ってはその悩みが一切消えたそうです。いままで、お客様に未入荷の言い訳をしなければならない日々だったので、発売日が憂鬱だったそうです。今や、発売日は「カキイレドキ」で、1ヶ月の売上を支える日々になったと喜んでいました。

そして、最近特約店に加入することができ、取引している大手取次から潤沢に新刊が入荷されるようになりましたが、神田村との取引量は減っていません。むしろ発売日に商品がある信頼感から客数が増え、配本ランク以上の需要が増えたこと、またそれ以外の神田村からの取引商材の需要が増えたため、さらに神田村とのお付き合いは深くなっています。

店長さんから、「商品力」と「人情」。小売業として理想的で気持ちのいい商売ができると感謝されました。商品の入荷が無ければ、販売力のある書店さんでも特約店にはなれません。

 神田村との取引により、この店は品揃えがいいと評判になり、お客様の来店数が増え、大手取次さんの売上も上がっているはずです。神田村は大手取次に取って代わろうなんて思っていません。客注・補充注文を翌日お届けしています。これからも大手取次ができないことを地道にやって大手取次と一緒になって書店さんの魅力ある棚作りに協力していきたいと思っています。 ぜひ、お問い合わせください。

                    


弘正堂図書販売株式会社
代表取締役社長
細野寛行

弘正堂
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